特に公立高校に通う理系のみなさんにとって大切なこと,それは
理科の学習方法
ですね。数学と違い,どちらかと言うと理科は「自分で勉強できる領域」が多い(例えば力学の周辺公式を覚えるとか,無機化学の精製法や関連反応を覚えるとか)と思われがちです。
もちろん,『自分で学習を進める』という意識はとても大事なことです。
教えてもらうことを待つのではなく,自ら考えて勉強する。高校生にとって一番効果的な学習の仕方です。
しかしながら,それは一歩間違えるといわゆる「単なる丸暗記」だったり「応用性(=初めて見る問題に対応する力)」に欠けた,網目の粗い『ザル』のような状態になってしまいます。
実は,理科の勉強こそ丁寧に,そして深く学んで行くことに大きな意味があります。
それはなぜか?
簡単です。多くの高校生が時間に追われ,充分な準備とは言い切れない状況に追い込まれながら受験に臨まざるを得ないから。
そんな中で,みなさんがしっかり時間をかけて,しかも付け焼き刃ではない「本物の」学力を有していればどうでしょう?結果は明らかですよね。
私は数学の面白さ,奥深さを伝えたいと常に思っていますが,その数学と同じくらい理科には学ぶ魅力があります。
ぜひみなさんには,丁寧かつ深みのある勉強を通じて,理科を「武器」としてもらいたいと願います。
詳しい理科の勉強のやり方についてはまたお伝えしますね。
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